ibb BizCamper File

FarmTable株式会社本川康之様（取材:2021年2月）

『ibbBizCamp 第3期生』

プロフィール

設立2015年10月19日

23年間にわたり生活協同組合コープ九州事業連合の農産バイヤー、チーフ、部長を歴任。
国内農産物のみならず海外農産物の開発から輸入を手掛ける。

また先進的な物流システムの構築を軸にしたマーチャンダイジングの推進により
直近の5年間で150％の農産事業拡大を進める。

☆趣味☆　テニス、山笠（恵比須流）、野菜の産地巡り

第3期現役時　発表をする本川さん☆

タスマニア産リンゴの収穫！

熱い思い溢れる青果事業！

FarmTable株式会社

生協での農産バイヤーや事業責任者としての経験を活かし、2015年にFarmTableを設立。

主に商品開発や農地開発、青果販売をメインに事業を展開されています。

単に開発や販売、コンサル、、というわけではなく、
「どうやったら美味しい野菜、果物が良い状態で届くか」を真剣に考えて農家とともに
生産から販売まで展開しているのが、FarmTableの特徴です。

例えば、沖縄で作られている丸オクラ。
筋張っていなくて角がなくフンワリとしている、ほんのり甘くて美味しいオクラです。

この丸オクラ、とっても美味しいので全国に出荷しており生産量がかなり増えているそうです。
そこで、流通のことも考えて福岡でも生産を開始。まさに産地開発の場面ですね。
今後は関東はじめ、全国各地にて生産していく予定だそうです。

ちなみに本川さんの取り扱っている農産物は、
ほかにもリンゴ（※写真参照）やブロッコリーやカボチャなどなどありますが、
このように味も形も素晴らしく、見事なものばかりです。
ずっと農産物に携わっていらっしゃった分の、確かな目利きなのです。
※トップの写真で本川さんと一緒に写っている大きな果物は、いま取り扱っていらっしゃる
八代の晩白柚（ばんぺいゆ）です。とても香り高く、なんといっても重量感がものすごい！本川さんのお顔と変わらない大きさです笑

BizCamp現役時代から変わらない、美味しい野菜や果物を届けたいという本川さんの熱い思いが、事業を加速させています！

ITを取り入れた仕組みづくり

FarmTableとしての特徴は、ITを取り入れた仕組みづくりにも。

良い青果物と出会ったら
流通を駆使するのはもちろん、商品チェーンを考えた展開を考慮して
産地開発もおこないます。

幅広く展開していく中、
ビジネスインテリジェンスツール、オリジナルアプリ、といった
販売管理やマーケティング分析等を駆使したシステムも活用しながら
卓越した仕組みづくりによって、
まさに生産者と消費者をつなげているのです。

ITにはなかなか馴染みが・・という農家の方にとっても、心強い存在ですね。

また、FarmTableでは農産事業部のほかに
フード事業部も展開されています。
こちらでは食品関連のリーフレットづくりや動画撮影、料理レシピ作成などなど展開されており、
農産事業部とタイアップしながらYouTubeにも取り組まれているそうですよ！

BizCamp現役時代は事業1期目

ibbBizCamp第3期生現役の時は、
ちょうどFarmTable第1期から2期目にかけての時期でした。

実は、第3期メンバーは同じように「これから」な同期が多かったということもあり
切磋琢磨の雰囲気。
同期メンバーとは最近も連絡を取り合ったり
ビジネスでも紹介しあったり、と良い関係性が続いているそうです。

また、本川さんはibbfukuokaビルにも現役ご入居中なので
同じく入居中の、期を超えたBizCamper間とのやり取りも多いそう。

トップ同士でないと相談できないことやストレートな内容も話せる、
そんな理想的なBizCamperとの関係性を構築されています！

今でも思い出すフォーラム宣言☆

ibbBizCampでは集大成に位置する、フォーラムでの宣言発表。

5年後の成長を見据えちょうど5年前に発表した宣言は、
今でもいつも意識されているそうです。

あの頃1年間勉強した中で辿り着いたゴールであり、
現実的な厳しさを実感することもあるけれど・・・
地道にとりくんだ結果、現在6期目でずっと売り上げは右肩上がり！

コロナ禍を見据えて慎重に構えつつも、
今後取り組みたい計画は盛沢山の様子の本川さんでした☆